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【楽器ケースに入って出国】1966年に前例 ある逃亡事件で

【楽器ケースに入って出国】1966年に前例 ある逃亡事件で

楽器ケースに入って、国外脱出する。

そんなスパイ映画さながらの手口が現実に可能なのだろうか?

かつて、あるスパイの国外逃亡事件に際して、楽器ケースが脱出の手段に使われたとの情報が駆け巡ったことがある。

ハープケースに入って国外逃亡?

冷戦(Cold War)時代に、旧ソ連の国家保安委員会(KGB)に機密情報を流していたことが発覚して、禁錮42年の刑を受けてロンドンの刑務所に服役していた英国の元外交官ジョージ・ブレイク(George Blake)。

1966年、彼は様々な協力者による助力と導きで、刑務所を脱獄し、東ドイツを経由してモスクワに逃れた。

その際、捜索にあたったイギリスの公安当局のもとに、ロンドン公演を終え、空港から帰国の途にあったチェコ・ナショナル交響楽団の楽器搬出に紛れて、ジョージ・ブレイクがハープケースの中に身を隠して国外脱出を図ろうとしているとの未確認情報がもたらされた。

公安当局はその航空便の貨物庫や楽器ケースの中などを徹底的に捜索したが、ついにプレイクを発見することはできなかったという。

逃走劇は数ヶ月に及び、別の便だった可能性もあるが、結局、ハープケースを使った国外脱出が実行されたかどうか、真相は謎のままとなった。

ちなみに、ハープケース(※)は、高さ:211cm × 幅:137cm × 奥行き:79cm。(※)サルヴィハープ製ペダルハープ専用ハードケースの場合

人がひとり入れそうなサイズではある。

また、ハープケース以外では、しゃがみこんだ姿勢でティンパニーのケース(高さ:89cm x 幅:88cm x 奥行き:95cm)に入る方法も考えうるかもしれない。

ただし、コントラバスのケースの場合は、上半分がネック部分となっていて細いので体を入れることはできず、また奥行きが30〜50cmほどしかないので、しゃがみこんでも大人が入るのは困難だろう。(改造されたものか、あるいはソフトケースならあり得るかもしれないが)

さらに、弦楽器が複数入るオーケストラツアー用のコンテナケースや、音響機材を運ぶケースならどうだろうか、それにしても呼吸のための空気穴が必要ではないか等と、想像は次々と膨らむ。

しかし実際には楽器ケースを使わずに、別の方法で脱出したのかもしれない。

楽器ケースはそれなりのサイズがあり搬出入するのにいかにも都合が良さそうに思われるので、その利用がまことしやかに言い立てられて情報に尾ひれがついてしまった可能性も否定できないだろう。

※各楽器の奏者の皆様へ
言うまでもありませんが、実験など絶対にしないようお願い致します。

 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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