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【シベリウス・イヤー】ヴェンゲーロフらが協奏曲初稿版を演奏

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2015年は作曲家ジャン・シベリウスの生誕150周年にあたる年で、フィンランド各地では様々なイベントが開催される。

“Sibelius 150”公式サイト

シベリウスは青年時代にヴァイオリニストを目指し、ウィーン留学中にはウィーン・フィルの入団試験を受けたこともある。(結果は不合格だった)

極端なあがり症ということもあり、ヴァイオリニストへの道を断念してしまった彼だが、唯一の協奏曲としてヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47を作曲した。

現在我々が耳にするこの曲は1905年の改訂版だが、より長くソリスティックな初稿版(1903年)は、1991年にレオニダス・カヴァコス(「1985年シベリウス国際ヴァイオリンコンクール」第1位)により初録音され、初稿のピアノ版は2008年に佐藤まどか(「1995年同コンクール」第3位)により 初録音された。

2015年のアニバーサリーイヤーには、この初稿版が各地で久し振りに演奏される予定だ。(マキシム・ヴェンゲーロフが 6月1日に東京・サントリーホールで、イリア・グリンゴルツが 9月4日にフィンランド・ラハティ で)

動画は、リサ・バティアシュヴィリ(「1995年シベリウス国際」第2位)による改訂版第1楽章の演奏。(サカリ・オラモ指揮フィンランド放送交響楽団)

シベリウスは、第1楽章の冒頭部分に関して、「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と述べている。(Wikipedia

開始4分23秒後、激情と繊細を湛えた鷹はさらに大きく高く飛翔する。

 

 

 悲観的な人は風に文句を言い、楽観的な人は風向きが変わるのを待つが、現実的な人は帆の向きを風に合わせる。
(The pessimist complains about the wind; the optimist expects it to change; the realist adjusts the sails)

ウィリアム・アーサー・ウォード(効く言葉 List

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