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【芸大入試】共通テストの英語を何とか 「しのぐ」 その一手とは?

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「基準点に満たない者は不合格」

実技検査の出来で、ほぼ合否が決まると言われる東京芸大音楽学部器楽科入試。

従来、センター試験の成績は最終合否判定の際に「参考程度」に用いるとされていたが、2020年度の学生募集要項ではより踏み込んで、「得点が当該受験年度の基準点に満たない者は不合格とする」とされた。

基準点が何点になるか、また各要素(専攻実技・音楽に関する基礎能力検査・副科ピアノ・センター試験・調査書)の配点は何点か。いずれも不明だが、得点率60%程度を通過ラインと考えた場合、それを大きく下回る場合には影響が出てくる可能性はあるだろう。

2021年からはセンター試験に代わって大学入学共通テストが実施されるが、最終合否判定における藝大のこの方針が大きく変わることはないだろう。

そして共通テストの成績が芳しくない場合は、専攻実技試験に臨む心理が少なからず影響を受けることにも変わりがないだろう。

なんとか共通テストを「しのいで」、気持ちよく実技検査に臨みたい。

ここでは、共通テストの英語に絞って、その「しのぎ」の一手を考えることにしよう。

その際、最も重要となるのは単語力だ。

「単語」がわからなければ、話にならない

英語ができる受験生は数千語を暗記し、その単語力を駆使して英文を解釈できる。そして、知らない単語でも文脈で類推するなどの対応力を持っている。

しかし、英文を見ても、ひとつの文に知らない単語が3つも4つもある場合はどうか。

辞書を引く手間も加わって、読みが停滞してしまう。

基本的な単語力が欠けていては、まとまった文章を短い時間で読むことはまず不可能だ。

頻出の重要語をきちんと覚えていなければ、共通テストの英語のリーディング対策の訓練は、まったく積めなくなってしまう。

センター英語では1語ほぼ1.2秒の速さで単語の意味を捉えていく必要があったが、速読が必須となることは共通テストでも変わらないだろう。

そのためには、何はともあれ、まず共通テスト(センター試験)レベルの単語は暗記しておかなくては話にならないのだ。

もちろん単語同様に文法も押さえておかないと英文は読めないので、少なくとも高3の夏休み前までには、この2つにある程度のめどをつけておく必要がある。

リスニングを得点源にしよう

そして、音楽を専攻し「耳が良い」器楽科受験生は、リスニングの得点アップを是非とも目指したい。

共通テストではセンター試験よりもリスニングの配点が高くなるのでチャンスと言えるだろう。(センター試験は筆記80%:リスニング20%、共通テストはリーディング50%:リスニング50%)

リスニングに出てくるのは、聞き取れるレベルにある単語だから自ずと語彙レベルは下がる。英文読解に恐怖心と不安がある人でも、取り組みやすいはずだ。

共通テストにどのような問題が出題されるのか。その予想は難しいが、受験生にとっては、まずはセンター試験のリスニングの過去問が対策のための重要な教材となる。

高3の夏休みに、集中してリスニングの過去問に取り組み、実力アップの手ごたえをつかみ、リーディング対策への良い流れを作るようにしたい。

予備校の夏期講習は、単語力が伴わないうちにリーディングの講義を受けても役に立たないが、リスニング対策は別。積極的に利用したい。

【まとめ】 共通テストの英語 「しのぎ」の一手

夏休み前までには、単語と文法にめどをつけておく。学校で配布された英単語集の共通テストレベルのものの暗記を繰り返し、文法問題集も1~2冊は仕上げておく。夏休みはリスニングとリーディングの対策にシフトし、9月以降はセンター試験の過去問や予想問題集に取り組む。

直前対策も「単語」で

最後のセンター試験まであと10日となった。

この記事は、現在高校2年生以下の人に向けて書いているつもりだが、センター試験を控えた高校3年生の人も読んでいるかもしれないので、直前対策にもふれておきたい。

直前期は、予想問題集や直前問題集などに取り組む人もいるが、センターにはまったくの新作問題が出るから、それらの問題集の問題はあくまでも「予想」でしかない。

だから、新作につながる知識の最終確認を考えた時、一番有効となるのは、やはり単語のチェックだろう。

使い慣れた英単語集で、もう一度センター頻出語をチェックし、忘れてしまった語、記憶があいまいな語を脳の表面にしっかりと定着させておこう。

新作とはいえ、問題は必ずそれらの単語をかなりの割合で使用して作られているはずだ。

それは最もストレートなセンター英語の直前対策となる。

by: 杉山一太(塾講師)

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photo : Wikimedia Commons

 悲観的な人は風に文句を言い、楽観的な人は風向きが変わるのを待つが、現実的な人は帆の向きを風に合わせる。
(The pessimist complains about the wind; the optimist expects it to change; the realist adjusts the sails)

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