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【藝高】2021年度 東京藝大附属高入試 課題曲発表

【藝高】2021年度 東京藝大附属高入試 課題曲発表

第2回はヴュータン5番

2020年9月10日13:00、令和3(2021)年度の「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(以下、藝高)の入試課題曲(専攻実技と副科ピアノ)が発表された。

発表によれば、ヴァイオリン専攻の実技課題曲は、第1回が音階+ ローデ5番、第2回が ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第5番 第1楽章

ヴュータンの5番は藝大入試で2014年に出題されたが、、藝高入試では手元にデータのある過去16年間では初。

2017年のモーツァルトの後は、2018年がラロ、2019年がサン=サーンス、2020年がメンデルスゾーン、2021年がヴュータンと、ロマン派が4年連続することとなった。

第1回のローデ:24のカプリースからの出題は2015年から7年連続。2014年に “サプライズ” のバッハ(無伴奏ソナタ 第3番 第3楽章・第4楽章)が出た以降は、過去の藝高の定番路線に回帰している。

専攻実技 ヴァイオリン

【第1回】

➀ カール・フレッシュ:スケール・システム (Carl Flesch:Scale System) より
ヘ長調(F-dur) 譜例➀(ヴァイオリン)を参照のこと
(A)音階,分散和音,分散 3 度,半音階
(B)3 度の重音
(C)6 度の重音
(D)8 度の重音
(E)フィンガード・オクターヴ
(F)10 度の重音
(注)指定されたスラー、テンポを厳守すること。フィンガリングは自由。

➁ ローデ:24のキャプリスより 第5番
(Rode:Caprice No.5)
(注) 楽譜の版は、特に指定しない。

【第2回】

ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ短調 作品37 より
(Vieuxtemps: Violin Concerto No.5 a-moll Op.37)
第1楽章 Allegro non tropo 演奏はカデンツの前まで。(伴奏付き)
(注) 楽譜の版は特に指定しない。
伴奏者は本校試験係員が行う。
伴奏合わせは、試験直前に行う。
間奏等は省略される場合がある。

願書の受付期間は、2020年11月16日(月)~27日(金)※すべて郵送。

調査書の受付は、2021年1月4日(月)~9日(土)※すべて郵送。

入学試験期間は、2021年1月20日(水)~25日(月)

2021年1月19日(火)に、「入学試験に関する注意事項」「第1回集合時間」「ピアノ専攻課題曲演奏箇所」が発表される。

尚、今回発表された実技試験課題曲以外の令和3(2021)年度入試に関する事項については、『令和3年度生徒募集要項』にて発表される。

生徒募集要項は郵送による請求が必要で、窓口での配布は行わない。

2020年10月26日(月)以降に配布の予定だが、郵送による請求は2020年11月9日(月)までに学校に到着する必要がある。

「2020年9月10日(木) 令和3(2021)年度入学試験音楽実技課題曲発表(13:00)」(「藝高」公式サイト)

【学習の指針となるCD】ローデ:24のカプリース

音符をなぞるだけの演奏に終わらせない。エチュードを音楽的に奏でるための最適なモデル・パフォーマンス
演奏はヴァイオリニストの島根恵氏(東京藝大附属高・東京藝大卒。「第8回(1981)ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール」第6位)
「古典の法則を守りつつ、表情を語るようにつける」ためのノウハウが満載

ピエール・ロード(ローデ)24のカプリス

藝高入試 過去16年の第1回と第2回の課題曲の変遷

  • (2005年実施)
    ローデ:13番
    サンサーンス:協奏曲 3番 3楽章
  • (2006年実施)
    ローデ:4番
    ヴュータン:バラードとポロネーズ
  • (2007年実施)
    ローデ:11番
    ブルッフ:協奏曲 1番 3楽章
  • (2008年実施)
    ローデ:19番
    ヴィオッティ:協奏曲 22番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
  • (2009年実施)
    ローデ:20番
    モーツァルト:協奏曲 4番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
    ※この年から1次の音階(カール・フレッシュ)でフィンガード・オクターブと10度がなくなる。
  • (2010年実施)
    ローデ:23番
    モーツァルト:協奏曲 1番 1楽章(カデンツァなし)
  • (2011年実施)
    ローデ:13番
    モーツァルト:協奏曲 5番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
  • (2012年実施)
    ローデ;14番
    サン=サーンス:協奏曲 3番 3楽章
    ※1次の音階(カール・フレッシュ)で4年ぶりにフィンガード・オクターブが復活。
  • (2013年実施)
    ローデ:19番
    モーツァルト:協奏曲 4番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
    ※1次の音階(カール・フレッシュ)で5年ぶりに10度が復活。
  • (2014年実施)
    バッハ:無伴奏ソナタ 3番 3・4楽章
    ヴィエニャフスキ:協奏曲 2番 1楽章
  • (2015年実施)
    ローデ:20番
    ラロ:スペイン交響曲 5楽章
  • (2016年実施)
    ローデ:16番
    サン=サーンス:協奏曲 3番 1楽章
  • (2017年実施)
    ローデ:11番
    モーツァルト:協奏曲 4番 1楽章(カデンツァなし)
  • (2018年実施)
    ローデ:13番
    ラロ:スペイン交響曲 1楽章
  • (2019年実施)
    ローデ:14番
    サン=サーンス:協奏曲 3番 3楽章
  • (2020年実施)
    ローデ:19番
    メンデルスゾーン:協奏曲 ホ短調 1楽章
2021年藝高入試に向けて 早めの傾向把握を

2019年度東京藝大附属高入試の楽典・国語・英語の解答例・解説を掲載 ※2020年度分については2020年12月頃に発刊されるものと思われる
解説は東京藝大作曲科・楽理科卒を中心とする精鋭執筆陣による

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 悲観的な人は風に文句を言い、楽観的な人は風向きが変わるのを待つが、現実的な人は帆の向きを風に合わせる。
(The pessimist complains about the wind; the optimist expects it to change; the realist adjusts the sails)

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