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中村太地さんが第3位 ブラームス国際コンクール

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日本人のヴァイオリン部門入賞は2001年以降で初

9月5日~13日、オーストリア・ペルチャッハで開催された「第22回ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ヴァイオリン部門で中村太地さん(25歳 ウィーン国立音大)が第3位に入賞した。

同コンクールは6部門(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・ピアノ・室内楽・声楽)で、毎年開催されているが、記録が残る2001年以降 では、ヴァイオリン部門での順位入賞は、中村さんが初となる。

今年のヴァイオリン部門には87名が出場、第1ラウンドで17名に絞られ、ファイナルには中村さんら3名が進出し、ユーロ・シンフォニーSFK と共演した。

海外での演奏経験が豊富な中村さんは、ブラームスの協奏曲を情感豊かに演奏し、第3位に入賞した。

中村さんは福岡県出身。「2005年(第3回)名古屋国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門第1位、「2012年(第8回)アラム・ハチャトゥリアン国際コンクール」ヴァイオリン部門第3位。現在、ウィーン国立音大でミヒャエル・フリッシェンシュラガー氏,エドワード・チェンコフスキー氏に師事。2014年からウィーン室内管弦楽団のメンバーとしても活動している。
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審査員が点数札を掲げる

「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」は審査員が演奏直後に点数を書いた札を掲げるユニークな審査方法を採っていることで知られる。

審査員は、コンテスタントの演奏直後に、テクニックを見る「技術点」と音楽性を見る「芸術点」をそれぞれ6点満点で採点し、事務局へ提出。事務局は直ちに点数をコンピュータに入力する。

次に審査員は、自分がつけた点数を書いた札を会場で掲げ、演奏者や聴衆に点数を知らせる。(各審査員は、この時点で初めて他の審査員の点数を知ることになる)

採点結果が集計され、平均点の高い順にラウンド通過者及び入賞者が決定するシステムで、審査員同士の議論が審査結果に影響を及ぼすことは一切ない。

Prize Winners

1st prize Cosima Soulez Lariviere  (オランダ / フランス)

2nd prize Matouš Pěruška (チェコ)

3rd prize Daichi Nakamura  (日本)

「福岡出身の25歳中村さんがバイオリン3位 ブラームス国際コンクール」(9月13日付「産経ニュース」)

尚、今回同コンクールのピアノ部門では、日本の安藤真野さんが優勝している。

「安藤真野さんがピアノ1位 ブラームス国際コンクール ドイツ中心の演奏活動」(9月12日付同上)

海外メディアより
“Category Prizes Awarded at Brahms International Music Competition”(“The Violin Channel”)

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