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【動画】 蝶とフルート奏者 国際コンクールで思わぬ “共演”

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緊張する予選のステージに “飛び入り” 参加

国際フルートコンクールの予選で、演奏中の奏者の顔に、一匹の蝶が舞い降りた。

そんなハプニングをとらえた動画が、コンクールの枠を超えて大ブレーク。世界中の人々が視聴し、TV番組(米ABCやNHK)でも紹介されて、話題となっています。

それは、デンマーク・オーデンセで開催されている「2014 カール・ニールセン国際フルートコンクール」、28名が出場した予選ラウンドでのひとコマでした。

課題曲のピエール・サンカン:ソナチネを演奏中に、突然、眉のあたりに止まった蝶をものともせず、最後まで演奏を続けたフルーティストは、日本の太田幸江さん。

蝶も、太田さんのフルート演奏に合わせるかのように、優雅に羽を広げたり、すぼめたり。約1分間の、思いもしない、でも素敵な “共演” となりました。

おとぎ話の町の不思議な体験

演奏後のインタヴュー で、太田さんはこう答えています。

「最初、額のあたりに何か変な物が触れているのを感じました。それが私の眉のあたりに降りてきて止まったんです。何なのかを見ようと、視線を上のほうに動かしました。不思議な体験でした。」

「ここオーデンセは、あのおとぎ話の作家アンデルセン生誕の町です。その町で演奏中に、こんな不思議な体験をするなんて、驚きです。アンデルセンからご挨拶を頂いたのだと感じています。」

動画を見た世界中の人々が、取り乱す素振りも見せずに演奏を続けた太田さんの集中力の高さを称賛しています。

「虫には慣れています」

なぜ平気でいられたのか、その理由を太田さんが笑いながら明かしてくれました。

「私は野外コンサートでよく演奏しますが、私の周辺を虫が飛び回ることはしょっちゅうあります。お陰で集中力を維持できるようになったのかもしれません。」

次のラウンドへの進出がかかった、大切な予選のステージ。コンクールを経験したことのある人ならよくわかりますが、どのようなハプニングも一切起こって欲しくないと思う、張り詰めた状況にあるものです。

経験豊かで、動じることのなかった太田さんでも、予選の審査結果は気が気でなかったと思いますが、無事、セミファイナルに進出することができました。

そして9月19日、6名の競演となったセミファイナルでも、太田さんは、持ち前の集中力の高さを発揮した演奏で、ファイナルへの進出を果たしました。

あの蝶は、ミューズ(音楽の女神)の化身だったのかもしれません。

9月21日(日)、日本時間午前2時から始まるファイナルの演奏で、太田さんのフルートは再び蝶のように舞うことでしょう。

※(追記)ファイナルの結果、太田さんは見事、第2位に入賞しました。

photo : Carl Nielsen 2014

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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