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もういい加減にして欲しい、発表会のジーとバー

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かわいい孫の発表会ともなれば、ジーとバーは何はともあれ駆けつけたくなります。お花とプレゼントを一杯持って。ふだんからレッスンにつきあい、発表会当日も気が気でない親に比べれば、ジーとバーは、一切責任がないから基本的に気楽。子供にとっては、最大の応援団です。

ですから出番が来て、孫が演奏しさえすれば、ジーとバーは大喝采・大絶賛です。彼らにとってみれば久しぶりに孫に会うのが第一の目的であって、演奏は二の次。かわいいドレスを着て、元気にヴァイオリンを弾く孫を見ることができただけで、もう大感動のメロメロなのです。

演奏後は、ミスったり、練習で直したところが全然できていなかったりすると、親は苦虫をかみつぶして、子供に文句を言いかねません。

しかし、やさしいジーとバーはそれを横目に、

「十分じゃないの。どこも悪くなかったわよ。」

「上手、上手。Aちゃんは誰よりも上手」

「終わったばっかりなのに、いきなりガミガミ言うなんて、いやなママだわよねえー。」

と、孫を完全擁護。

発表会後は一緒にお食事。プレゼントをもらって、お食事をして、子供にとってはプチお正月が来たような幸せなひと時です。

発表会の観客動員の観点から言うと、ジーとバーに限らず、いとこやおじさん・おばさんなど親族関係の動員は、学校のお友達関係の動員と並んで、確かに重要です。観てくれる人が多ければ多いほど、子供は張り切るものです。

ただし、発表会には他の出演者もいます。お目当てがわが孫、わが友達であるのはわかりますが、その子の演奏だけ聞いたら、すぐに客席を離れる。それも一族郎党、お友達仲間一斉にぞろぞろ、というのは少し考えものではないでしょうか。

その次に演奏する子は、ステージ横で出番を待っています。まとまった固まりが席を離れて、観客席が寂しくなっていく光景は、その子にどのような影響を与えるでしょうか。

発表会は子供の晴れの舞台です。皆でその子を祝福してあげたいという気持ちはよくわかりますが、発表会は同時に勉強の場であり、また立派な演奏会です。

出演者は、自分の出番以外では、他の人の演奏をしっかり聞くことを求められます。また、休憩が入るまでは、みだりに席を離れてはいけないのは演奏会の常識です。

わが孫、わが友達だけではなく、他の子の演奏も休憩が入るまではきちんと聞く。そしてできればどの子にも盛大な拍手を送ってあげるよう心がけたいものです。

photo credit: PreciousBytes via photopin cc

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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