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【Violingo】 調和の幻想

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調和の幻想 【ちょうわのげんそう】

ヴィヴァルディの協奏曲集「調和の幻想」が転じて、全く合っていないヴァイオリンの調弦を指して使われる語。

自分ではドンピシャ合っていると思っていた調弦がまさに幻想だったという痛い状況を「調和の幻想」、略して「調幻」と呼び習わす。

また次のような場合もある。

発表会やコンクールの際、曲を弾き始める前に、伴奏者のピアノの音を基音にしてヴァイオリンの調弦を行うのだが、なかなか合わない。

ペグも固くて回らず、思わず、延々と1曲終るくらいの時間をギーギーギーギーとやってしまう場合だ。

これぞ、「無伴奏調幻ソナタ」。

「さあ、拍手拍手。え、次、また曲弾くんですか?」などと言われないように注意したいものだ。

関連語
  • 「なんちゃって調弦」: まだ調弦が自分でできない子供が、コンクールなどで、それらしく調弦をやっているように見せかけて、音を出すこと。「私は一人前よ」オーラを放出するためのコンクール対策の一種。実際の調弦はすでに舞台袖で先生が行っている。
  • 「和製と相違への試み」: 有名な「四季」を含むヴィヴァルディの協奏曲集「和声と創意への試み」を洒落たもの。浪花節乗りの、音程はずれっぱなしの演奏を指して言う。
用例

発表会の客席で。

調幻 の後、曲を演奏し、終了。拍手。

「しつこいくらいの調和の幻想 の後、『調和の幻想』作品3-6 第1楽章の演奏でしたね。」

「ええ。たっぷり聞かせていただきました。ところでこの曲って、イ短調でしたっけ。とてもイ短調には聞こえなかったんですが。」

「ええ、異端調ですよ。」

photo by gnuckx

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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