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コンクールの客席で-「事情通」の門下 “ママ友” の会話①

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演奏・拍手

「うまい!」

「姿勢がいい。弾き方もいいわ。」

「フォルテで弾いてます、ピアノで弾いてます、弓いっぱい使ってます、弓のここんところで弾いていますって、振り付けも交えて、はっきり主張してるわね。あの門下はさすが、コンクールのツボを心得てる。」

「でも、そんなにいい音は出てなかったかな。振り付けは振り付けにすぎないかも。」

「舞台へニコニコして出てきて、終始、自信に満ちた感じ。本選出場は当たり前でしょと思わせる空気感の演出ぶりなんて、憎いわね。」

「ま、音程も確かだし、発音も一応しっかりしてるし。」

「そうね。うちなんか、そこまで届いていないから、はなから本選出場なんて無理。」

「曲の解釈とか、細かいところまで注意してやったところで、ま、それがその子にできるかどうかがまず問題ね、小学校の場合は。結局、決め手は、音程が正確に取れていて、発音がきちんとしているかどうか。それが水準以上かどうか。逆に、その水準にあれば、少々の瑕疵は問題なしということかしら。」

「で、その水準が難しいところなわけよ。弾き始めるや客席の空気を変えてしまうほどの実力者なんて数えるほど。残りどれくらいが本選に行けるのかが問題。」

「それは神のみぞ知る、諮問委員のみぞ知るってことかあ。」

「あっ、休憩よ。審査員の先生方がご退場。」

「お疲れのご様子ね。」

「2曲は大変よね。ローデだけでも良かった気がする。」

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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