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アメリカ運輸省がヴァイオリンの機内持ち込みに最終結論

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アメリカでは、ヴァイオリンやギター等の楽器は、規定サイズのケースに収められていれば、飛行機の客室への持ち込みが認められている。

FAA(米連邦航空局 )の規則でこれはすでに明文化されているのだが、これまで空港や航空会社の現場職員に、このルールの遵守があまり徹底されてこなかった。

そのため彼らの無理解や配慮のない対応によって、ヴァイオリンの客室内への持ち込みが突然禁止されるというトラブルが時折発生し、アメリカの演奏家協会が運輸当局に改善を求めていた。

「早いもの勝ち」の原則を徹底

特に小型のリージョナルジェットの場合、客室内の保管スペース(頭上の収納棚あるいは座席下のスペース)が限られているため、楽器を荷物室に預けるように指示される場合があった。

もちろん、高価なヴァイオリンを破損する危険の高い荷物室に預けられるわけはなく、その場合、乗客が搭乗を諦めるような事態も発生していた。

今回、アメリカ運輸省が発表した 「楽器に関する最終ルール」 では、客室内に収納の余裕がある場合は、ヴァイオリンやギターなどの楽器を持ち込むことが「早い者勝ち」で認められるとしている。

楽器をどければ、後から乗った乗客の手荷物が複数収納できるとしても、先に乗った乗客の楽器が優先される。

至極当たり前のルールのようにも思えるが、アメリカ運輸省は「すでに各航空会社で運用されているはずの同様のポリシーについて、現場の乗客サービスや乗務員が必ずしも通暁しておらず、このポリシーを正確に乗客に伝えてこなかった」ことを認めている。

今後各航空会社は、乗務員、ゲート及びカウンタースタッフ、手荷物係等が楽器持込ルールに合致した適切な対応を取れるよう、再教育を行っていくことを求められている。

最近起こった シンガポール航空の現場スタッフの理不尽な対応 に見られるように、楽器の客室内持込については、世界各国の空港でトラブルが絶えない。

今回のアメリカ運輸省の発表が、そんな状況を改善する一石となることが期待される。

(Source : “The Strad”)

photo by Christopher Doyle

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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