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中学生・高校生の音楽留学について

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師事したい先生が決まっていることが条件

中学生・高校生を受け入れてくれる音楽学校は多いですし、レベルも様々です。

但し師事したい先生が決まっていない場合は、審査テープを送るとまず主任教授から順に聴いていって「要らない」と判断されると、だれか引き受け手が見つかるまで順番に下げ渡されていく学校も少なくありません。

アシスタントクラスになると、肝心の先生が解雇される⇒次の受け皿探しに苦労するというケースもあります。指導者の生存競争も厳しいのです。

とくにEU統合後、移動はヨーロッパ全土で起こりつつあり、ロシアなどから安定した環境を求めて生徒が家族ぐるみで移動してきています。日本人以上に語学が出来ない子もいますが、生活がかかっていますから、彼らは非常に貪欲です。(※注)

ですから一番肝心なのは、本人の目的意識と強い意志ということになります。

本人が先生に直接相談できるかどうか

向こうで一体何を学びたいのか、それは日本では学べないものなのかどうかをよく考える必要があります。

そして日本での公開レッスンや夏期講習に出て、師事したい先生を見つけたら、本人がじかに先生に相談できるだけの意志があるかどうかです。留学となれば当然通訳はつきませんから、しかるべき語学力が必要となることも自覚しておく必要があります。

最低限、自分から先生に相談できないのであれば、留学しても食い物にされるだけと思っておいたほうが良いでしょう。

しっかりした指導者なら本人の能力・可能性などを考慮した上で、その希望を上手く向上心につなげてくれるはずです。

この他に、個人的には留学の前提条件として「曲のアナリーゼが自力で出来、ある程度そのアイディアを音で表せること」が必要と考えています。

それも近代はまあ大目に見るとして、バロック・古典・ロマン派の音楽語彙上の差異を理解し表現できるかどうかです。

この土台がないと日本にいたほうがよかったという事態になりかねません。日本はまだ弦の教育に関しては競争力があります。

※注

家族での移住の例としては、ジュリアン・ラクリン(リトアニア⇒オーストリア)、リサ・バティアシュヴィリ(ジョージア⇒ドイツ)、セルゲイ・ハチャトゥリアン(アルメニア⇒ドイツ)、アリーナ・イブラギモヴァ(ロシア⇒イギリス)等。

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photo by Austriantraveler

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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