Violinear

スポンサーリンク

左手に力が入っていては、やがて弾けなくなってしまう

music-35272_640

辛抱強くヴァイオリニストの「手」をつくる

基礎に時間を割かないとヴァイオリニストの手、ヴァイオリニストの体にはなりません。

特に子供のうちは楽器が変わるたびにより大きい楽器、より重い楽器を支えるべく背筋、腹筋、上腕部を鍛える必要があります。

生徒さんを正面から見てください。ヴァイオリンが下がってよだれ掛け状態になっていると、どうしても左手で指板を握って支えることになり、力が入って左手の指と指の間が閉じてしまいます。

小指が指板から離れてしまうのも親指の付け根、手首、どこかに力が入っているからで、左手をはなしても体全体で楽器を適切な位置に保てないとポジションチェンジの際の肘の送り込みも自由になりません。

子供は力が入っても弾けてしまう、しかしプロになろうとしている人間がそのままで難曲を弾きつづけているとある日突然弾けなくなってしまいます。

趣味で続けるならそれでもいいのですが、ヴァイオリニストを目指すならセヴシックやシェラディックを使って辛抱強く体作りをするべきです。勿論同時に音楽的なことも勉強します。この二つを同時に教えられるのが指導者のプロです。

フルサイズに変えた時期がポイント

それでは、体作りはどの段階でやるのが良いのでしょうか?

小学生の低学年でやってもまだ幼児体型ですから無理なところがあります。高学年以降、本当は楽器が4分の3に変わったくらいで一度徹底的に作るべきなのですが、この頃になると弾ける子はコンクールが気になる、勉強で時間が無くなる、親もヴァイオリンで行くのか勉強で行くのかどちらかはっきりさせて欲しい、と思う時期です。辛抱強い地味な訓練に付き合っていける保護者は少数派となります。

その結果、かなり弾ける子でも学生音コン小学校の部の予選には通っても中学校の部にはもう出てこれない、音高には通ったけれどもあちこち見えない故障が出て来て思うように弾けない、とあとでツケが回ってきます。

楽器の値段を云々するのは話題としては面白いですが、この地道な努力をお金で買おうというものです。余裕のある方はいいのですが、そうでないのならフル・ヴァイオリンに変える時期、楽器を探すよりも、基礎の体作りと音楽的なことを指導できる良い先生を探し、楽器に払うお金をレッスン代に回すのが一番だと思います。

neko語録-logo_renewal_「neko 語録」とは?

スポンサーリンク
 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

スポンサーリンク
Return Top