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【質問】 やはり親が音大を出ていないと難しいでしょうか?

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きちんとした指導者についているのなら、親が音大を出ているか、出ていないかなどは全く関係ありません。

親が音大出身といっても、現役だったのは一世代前のことです。現在まで現役で、かつ日々進化している指導法をフォローできている方はごく少数でしょう。

さらに、ピアノ科卒の方がヴァイオリンのことまで詳しくわかるかどうか。楽器の違い・時代の違いは措いて、「とにかく自分は音大卒だから音楽が分かっている」という思い込みは、マイナスに働く危険もあります。

逆に親が素人であれば、古い考えに凝り固まっていないから新しい指導法も試しやすい、「新しい血が入る」と喜ぶ指導者もいるくらいです。

親が “素人” であることのメリット

更に、ピアノ教師、ヴァイオリン教師であっても、自分の子供を冷静に指導できる親など殆どいないといってよいでしょう。

親が素人で楽理・楽典がわからない、という家庭の子供は親を頼れませんから、自分で調べる他なくなります。

聞いたらすぐ教えてもらえる環境は傍目にはとても良いように映りますが、子供自身が苦労をしませんから、最初の進みは速くても高校以降で伸び悩むケースが多いのです。

それよりも、わからなかったら音楽辞典や仏語・伊語・独語辞典を引き(現在は数ヶ国語で引く音楽辞典も出ています)、自分なりに理解し、整理できなければ指導者に訊く、という習慣をつけてもらった方が、指導者としてはよほどありがたいでしょう。

自分が素人だから子供の進みが遅い、などと思ってはいけません。

親が玄人であったとしても、子供はやがて、自分の怠慢を親のせいにするようになるかもしれませんし、親が猛勉強し、すべて承知していたとしても、子供がさっぱり上達しない、といったケースもあり得ます。

性格を考慮の上、「子供自身が分かり上達してくれるのが一番いい」とゆったりと構えていたほうが、親子共に長続きするはずです。

補足

「数ヶ国語で引く音楽辞典」としては、以下の辞典がある。

『独・仏・伊・英による音楽用語辞典[改訂版]』(遠藤三郎編 シンコーミュージック・エンタテイメント)

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photo by Diliff

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 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

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