Violinear

スポンサーリンク

「脱力」するためには、どうしたらいいか?

Hasselblad 500C/M 50mm Zeiss

なぜ力が入ってしまうのか、その原因を知る

「指が開かないのは力が入っているから。力を抜いて動かしなさい」

それくらいは誰でも言うでしょう。

しかし何故力が入るのか、原因がわからなければ「脱力脱力」と連呼しても無駄です。

左手の拳を握り、ヴァイオリンを弾く構えにしてみてください。ポパイの力こぶポーズになりますね。そのまま左手を開いて手首から先の力を抜きます。

どうですか? 力を抜くと重く感じませんか?

この「重い」自分の腕を支えて空中で指を動かさなければならないわけです。

ネックにしがみつかないで動くのが理想ですが、強い腕ができないうちは手に力が入っていたほうが弾く方は楽。だから力が入るのです。

脱力といわれて最初は力を抜くけれども、腕の重さに耐え切れずに指の付け根が指板より下に下がってくる、それでも弾き続ける為に指先でぶら下がる格好になる、これがいわゆる「首吊り」状態です。

手首から先だけでなく、上腕部を意識する

更に、大人が忘れがちな思春期特有の問題があります。

育ち盛りの生徒は骨は伸びつつ骨化が始まり、骨の重量は重くなります。しかし、それを支えるだけの筋肉は後からついてくるという、アンバランスな状態にいます。今までは弾けていたのにだんだん調子が出なくなって、という一因はここにあります。

ですから、左手の練習をするときには手首から先だけ見ていては駄目です。左手の指の自由な動きを確保するためにはこれを支える上腕部の裏の筋肉を強くする必要があるのです。そうでないと、肩、肘、手首、親指の付け根の力は抜けません。

生徒はどうしても目先の指の方に神経が行くものですから、上腕部を意識して練習するように指導するとよいでしょう。

水泳が効果的

上腕部を鍛えるためには、小さいうちはダンベルを持ち上げるなどの無理をする必要はありません。たとえば水泳など自分の体重分だけの負荷をかける運動は効果的でしょう。

小さいうちはどんな格好でも何とかして弾いてしまうものですが、身体の仕組みが変化するにつれてやり方を変えていかなければなりません。

ただでさえ成長期は故障の出やすい時期です。ただ「頑張れ」ではなくて、自分の身体をトータルにとらえることができるようにアドヴァイスする必要があります。

neko語録-logo_renewal_「neko 語録」とは?

photo credit: Tanel Teemusk via photopin cc

スポンサーリンク
 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

スポンサーリンク
Return Top