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「音を出さない」時間の重要性について

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手持ちの知識で楽曲分析を行う

小学校高学年以上になったら、実技の練習とは別に、机の上の勉強のための時間をとるべきです。

これは音を出さずに譜面を眺めて楽曲分析を行うための時間です。

本格的に専門家を目指す場合は、このころからソルフェージュ、聴音、理論などを少しづつ勉強し始めているはずです。

ただ問題は、それらが各々ばらばらな形で頭に入っていることです。いくら複雑な和声の聞き取り・書き取りが出来ても、それでは何の意味もありません。

これを今自分が弾いている曲、あるいはエチュードに当てはめてみるという作業をすることで、各分野が有機的につながってきます。

勿論、何も背伸びをする必要はなく、ソナタ形式を習ったら、何が第1主題で、どこが展開部で、この部分はどうも第1主題のヴァリエーションだ、とか、ここはヘミオラでここで元の拍子に戻る、とか手持ちのカードでどう解釈できるかやってみるのです。

「実技」と「分析」は遠くまで行くための両輪

特に弾くことばかりに気をとられていると、細かいニュアンスがつきすぎ、末端肥大症の音楽になってしまいます。これを一度俯瞰的に眺めて形式を整理してみることは非常に重要です。

若い指導者や保護者の方は、とかく回数を弾くことばかりに気をとられ、この音を出さない時間の重要性について見過ごしがちですが、机の上の勉強をせずにバロック・古典は弾けません。

また、ロマン派でも早々と限界がきて、ある日を境にばったりと音楽に興味をなくす、ということも起こり得るのです。

ともかく音が出ていれば安心、という練習は長続きしません。実技と分析は遠くまで行くための車の両輪と考えていただきたいものです。

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photo credit: nican45 via photopin cc

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 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

レオポルド・アウアー(List

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