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演奏能力のみに磨きをかけていると、やがて壁にぶつかる

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「学生音コン」小学校の部の本選課題曲に、ヴィエニャフスキやブルッフが出される昨今です。

そこで音高狙いの生徒は、小学校高学年ともなると、かなり難易度の高い曲を弾きこなすようになります。あるいはそのような曲が弾けるのであれば、音高・音大への進学を意識するようになります。

しかし実のところ、「学生音コン」に出場するくらいの生徒なら誰でも、自力で楽譜が読めるかと言えばそうではありません。

演奏能力は中級でも読譜力は初級で、その差は指導者が埋めているのが実情でしょう。

この事実に目をつぶったまま、ひたすら演奏能力のみに磨きをかけていると、早々と壁にぶつかることになります。

「演奏能力=音楽的資質」ではない

本来はエチュードのような比較的単純な構成の楽曲を題材に、「アナリーゼ⇒その解釈を音にする」といった指導を地道に行っていくべきであり、もしそれをしていなとすれば、実技指導者の怠慢と言わざるを得ません。クロイツェルでさえ旋法を知らないと解けない個所があったりします。

この話はよく弾ける子に限ったことではありません。

「演奏能力=音楽的資質」と短絡的なとらえ方をするから、指導者も保護者も本人も「弾けない=資質なし」としか考えられなくなるのです。

おくての子には無理して難易度の高いロマン派を弾かせるのではなく、音符の少ない古典で音楽を考えさせる訓練をすべきです。

それで音高は充分間に合います。

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photo credit: a.pasquier via photopin cc

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 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

レオポルド・アウアー(List

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