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中学生になって急に音程がおかしくなった-その原因と対処法

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【原因その1】 ハードルが上がった

中学生になって、急に音程がおかしくなる子がいます。

小学生の頃はハイポジションでも殆ど狂いが出ず、他の中高生の演奏を聞いて「どうしてあんなに音程が悪いの?」と親子共々首をかしげていた子供でもそうなることがあります。

これはひとつにはハードルが上がるからです。

小学生では「ああ、良くやっているじゃない」と誉められていたものが、中学生になると殆どが専門家を目指す子供ばかりになりますから、技術的にも音楽的にも目標が急に高くなります。

しかし、本人にはなかなかその実感が湧きません。「そうかな?」と思っているうちに1年が過ぎ、中2になり、あっという間に音高受験を迎えることになります。

【原因その2】 思春期の身体バランス

もうひとつはやはり、思春期特有の状態が関係しています。

中学生になった途端に脚をくじく、骨折する、急にあちこち打撲傷が絶えなくなる、といったことがあります。

これはどんな晩生の子でも中学生のうちには成長ホルモンの分泌が盛んになり、しかもその濃度は我々成人の数十倍の濃度になることもあります。

急激な変化にさらされた身体が従来のバランスを失い、平衡感覚その他に一時的な狂いが出るのです。

もちろんこれにも個人差があるので一概には言えませんが、親にも分かるような音程の狂いが出た場合、意外と本人は分かっていないこともありますから、指摘する習慣をつけたほうがいいでしょう。

【対処法】 ゆっくりスケールで確認⇒曲の速さに戻す

曲で音程の狂いが出たら、その調のスケールを3度、6度あるいは隣の開放弦と合わせながら確認させます。音程は必ずハーモニーで捉える癖をつけさせると、比較的早く直ります。

45分や1時間のレッスンでは、なかなか音程までは手が回らないものです。

そういうときが親の出番で、毎日ではなくても気が付いたときに注意し、重音スケールで狂いを直すことを繰り返すだけでも随分と違ってくるはずです。

どうしても嫌がるようなら録音して自分で聞く手もありますが、嫌なことは避けて通るのが人間の常ですからなかなか長続きしません。

その都度穏やかに指摘して、本人が直そうとあれこれやっているなら、ちょっと様子を見て次の手立てを考えたほうがよいと思われます。

練習のポイントは、スケールはゆっくりにして、ハーモニーが聞き取れるようになったら曲で使う速さに戻して練習する。これを繰り返すようにしましょう。

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photo credit: Steve Snodgrass via photopin cc

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 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

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