Violinear

スポンサーリンク

ヴァイオリニストとしての「筋肉」をつける

25_medium_8345844228

「筋肉」の成長は “後追い”

「どうも音楽的に歌えない」「面白くなさそうに弾く」「音楽性がないのではないか」「体つきも向いていない」と、才能・資質に勝手に線引きをする前に、筋肉のことを考えてみましょう。

小さい頃からヴァイオリンを続けていて、しかも外でもよく遊んでいるなどという生徒は、小学校高学年・中学生ともなると殆どいないでしょう。

もともと家で本を読むのが好きなタイプが多いとか、練習が大変でとても運動部など続けていけない、など理由は色々ありますが、ともかく練習以外に定期的に身体を動かすことが少ない為に、自分の身体の仕組み及びその変化に無知なままでいる生徒を多く見かけます。

高校入試までの数年間は、骨が重くなりますが、骨を支える筋肉は同時には強くなってはいきません。その初期に既に楽器も弓も大きく重くなっていますから、従来弾けていたものが弾けなくなるのは当然です。

従来の弾き方で弾けなくなると、本人の身体は無意識のうちにあちこち微調整しながら何とかこなそうとします。

その間に筋肉の成長が追いついてくれればいいのですが、成長には個人差があり、そこで焦って「気合」だの「歌心」ばかりに頼っていると悪循環に陥ります。

成長期は精神面だけではなく肉体的な鍛錬も欠かせない時期なのです。

「エチュード」プラス「筋トレ」

勿論、筋肉をつけることと筋肉を思い通りに操ることとは区別しなければなりませんが、無い筋肉を意識しろといっても無理な相談です。

エチュードでヴァイオリニストとしての筋肉をつけるのが理想ではありますが、どうも弾くとなると生徒側もきちんと音を出したいという気持ちが強くなり、従来の殻を破ることは容易ではありません。

そこでお勧めしたいのが、500g から1kg の軽い負荷をかけるダンベル体操を1日15分毎日続けることです。

ポイントは反動をつけずにゆっくり行なうこと。成長期ですから、くれぐれも軽い負荷で行なうよう注意して下さい。

これで上腕部の裏の筋肉、腹筋、背筋、側筋が徐々に鍛えられ、肘から先が自由になっていきます。

腕が楽に支えられるようになれば、移弦を伴う先弓の操作も楽になり、ロングトーン、長いフレーズが十分に歌えるようになります。

地味な作業ですが、中学生くらいからこれをやっておくと、無理に表情を作ったり体をくねらせたりしなくても自然な音の流れが出せるようになってくるでしょう。

勿論、筋肉トレーニングはそれぞれにあったスタイルがありますので、ダンベルには限りませんが、ヴァイオリンの練習以外で、筋肉をつけることを意識したトレーニングを少しずつ続けていくことが重要です。

neko語録-logo_renewal_「neko 語録」とは?

photo credit: feryswheel via photopin cc

スポンサーリンク
 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

レオポルド・アウアー(List

スポンサーリンク
Return Top