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コンクールの演奏に説得力を増すための参考書

1_Kadenz_Doppel-Dominante
ドッペル・ドミナント、ナポリのⅡ度、ピカルディー終止など、小学生中学年程度から頻出し、だんだんとレッスンで指摘されることも多くなってくると思いますが、「演奏の為の~」「音楽家を志す人のための~」等々一般に見られる楽典類書にはそれらの説明は載っていません。

一方、教える側は専門家を目指すならこれくらいわかって弾けてもらわないと困る、常識だ、という信念がありますので、ここに大きなギャップが生じます。

自習書あるいは保護者の方の為の参考書として、とりあえず シンフォニア社『弦楽器と旋律楽器奏者の和声学』 を挙げておきます。訳語の違い、解釈の違いなど多少の難はあるにしても、カイザー、クロイツェルなどを引用しながら解説を加えてあり、弦楽器に的を絞った書として希少な存在です。

いずれにせよ、単独で覚えさせようとするといつまでたっても入っていきません。その曲のどういう個所に出てくるか、その音が本来ならどの和音で出てくるはずのものか、そこにナポリなりドッペルなりが出てきて何が変わったのか、(連結・展開の問題なのですが)ピアノ伴奏譜を参考にして後続関係を考えさせてみる必要があります。

「学生音コン」出場者なら、夏休みを利用して、課題曲のどの部分にどれが出てくるか、それをわかって弾いているかをチェックしてみることです。

そうすればコンクークの演奏における説得力が全く違ってきます。

補足

カイザー、クロイツェルなどのエチュードを元にした練習例題を交えつつ、和声を意識して音を作っていくためのスキルを磨く教本としても出色のシンフォニア社『弦楽器と旋律楽器奏者の和声学』(1995年初版)だが、現在はアマゾンなどでの入手は困難となっている。

こちらのサイト には、シンフォニア社出版の専門書がまとめて掲載されているが、版元品切れ・絶版の可能性もあり得るので、購入の際は、まず在庫状況を問い合わせることをお勧めしたい。

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photo by Balliballi

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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