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【東京芸大】平成27年度 音楽学部入試 募集要項配布

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弦・管は実技1次発表の翌日から2次開始

12月10日、東京芸大が平成27年度音楽学部入試の学生募集要項を発表し、配布を開始した。

器楽科の募集人員は98名。(作曲科15名、声楽科54名、指揮科2名、邦楽科25名、楽理科23名、音楽環境創造科20名、音楽学部計237名)

例年、最終合格者数は募集人員を数名上回る。(平成26年・25年度の最終合格者数は106名、24年度は103名だった)

「入学試験実施日程表」によると、器楽科ピアノ・弦楽器・管打楽器の専攻実技第1回は、2015年2月25日(水)・26日(木)・27日(金)の各10:00~。

第1次合格者発表は、ピアノが試験終了の翌2月28日(土)(※時間未定)、弦楽器・管打楽器が3月2日(月)16:00~となっている。(管打楽器は前回平成26年度は3月1日にも試験が設定され計4日間だったが、来年度は計3日間に収まった)

注意したいのは、弦楽器・管打楽器で昨年は第1次の発表の後、休みが1日あって第2回試験が開始されていたのが、来年度は休みがなくなった点だろう。(ピアノは3日間の休みが2日間に短縮)

第2回試験は3月3日(火)・4日(水)・5日(木)各日10:00~、第2次合格者発表は、試験終了翌日の3月6日(金)16:00~。

翌3月7日(土)10:00~、聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノの試験が1日で実施される。

1次合格者発表以降の日程は極めてタイト、緊張の日々が連続することになる。

そして、最終合格者発表は、3月12日(木)13:00~となっている。(より詳細な日時、注意事項等は、試験期間中に掲示物で要確認)

募集要項 3つの注目点

以下、募集要項に記載の3つの注目点、「アドミッション・ポリシー」(大学が求める学生像)、「合否判定基準」、「奨学金」について見ておこう。

求められるのは “基礎能力+積極性”

器楽科ではピアノが「優れたピアノ演奏技術と芸術的感性のみならず、音楽全般に対して幅広い関心を持っている人材」、弦楽器が「優れた基礎能力のみならず音楽表現に対する積極性を兼ね備えている人材」をその求める学生像として挙げている。(募集要項 P1)

入試課題曲の構成に照らして言えば、ピアノでは a) バッハ:平均律と b) ショパン:練習曲(以上第1回)、a) ベートーヴェン:ソナタ、b) 各作曲家作品から選んだ任意の2曲15分のプログラム、c) 入試1ヶ月前(来年度は1月23日)に発表する課題曲(以上第2回)と、幅広いレパートリーをこなす揺ぎ無い演奏能力が問われている。

一方、弦楽器(ヴァイオリン)では、a) カール・フレッシュ:スケールシステム イ長調と b) パガニーニ23番(以上第1回)、 a) バッハ:無伴奏パルティータ第1番ブーレと b) メンデルスゾーン:協奏曲第1楽章(以上第2回)で、基礎能力の到達水準が試されると共に、入試で固くなり安全運転に終始しがちな状況下で、いかにアグレッシブに表現できるかが問われていると言えるだろう。

6_medium_4565310059photo credit: gordontarpley via photopin cc

実技以外は「総合判定に用いる」

気になる合否判定基準だが、器楽科は「専攻実技を重視します。音楽に関する基礎能力検査、副科実技等及び大学入試センター試験結果は、総合判定に用います」としている。(募集要項 P13)

専攻実技試験の第1回・第2回で受験生を絞り込み、最終合格者の決定時に、専攻実技以外の結果が総合判定として用いられるのだ。

専攻実技と専攻実技以外がそれぞれ得点化され、それらを「総合して判定する」と書いてあるわけではなく、あくまでも専攻実技以外を「総合判定に用いる」としているのみだ。

但し、センター試験については、その配点を「国語200点」「外国語200点}(英語の場合は「筆記」200点満点と「リスニング」50点満点の合計を200点満点に圧縮)と明記している。(募集要項 別紙1)

聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノが点数化されるとの記述はないが、これらも点数化され、最終合格者の判定資料として「用いられる」可能性がないとは言えないだろう。

あくまでも実技以外の成績は「参考程度」だとしても、実技の成績が合格ラインぎりぎりだった場合は、それらが合否の鍵を握る場合もあり得るだろう。

93_medium_2348620550photo credit: firepile via photopin cc

破格の「特待奨学生制度」の中身

平成26年度入試から、音楽学部には私立音大顔負けの破格とも言える「特待奨学生制度」が導入された。

外部からの寄附により実現したこの制度は、入試成績により選考され、1人あたり最大で入学金・授業料(4年分)のほぼ全額に相当する総額250万円が給付される。(入学時100万円、在学期間の学部2年次~4年次において年額50万円。3年進級次に学内成績等により更新審査を行う)

給付対象は、器楽科ピアノ、弦楽、管打楽専攻 各1名。

この奨学金の給付を希望する受験生は、入学願書の所定欄にその旨を記入する。(募集要項 P50)

当然、弦楽器専攻で入試トップの成績を収めた受験生が選考対象になるはずだ。

専攻実技はもとより、専攻実技以外の成績も大いに問われることになるのは言うまでもない。

「平成27年度 東京藝術大学音楽学部・別科学生募集要項の配布について」(「東京藝術大学」公式サイト)

「音楽学部の特待奨学生制度の設立について」(同上)

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

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