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【鬼親②】 伴奏ピアニストは知っている

Pianist

なんとかして欲しいコンクール直前の「ドタギャー」

コンクール直前の控え室で、みんなが練習している時に、ことここに至っても、凄まじい剣幕で、怒鳴りちらしている親がいるわね。

「そんな演奏で、これから舞台に立てるとでも思ってるの?」って、おいおい。

直前にそんなこと言ったら、普通、子供のモチベーションは完全にダウンでしょ。

言ったところで、直せるはずないのだから、黙っていればいいと思うんだけど。周囲の眼や耳なんか、一切お構いなし。

怒りがツボにはまっちゃうと、私たち伴奏者の存在さえも忘れて、

「何よそれ、もう、出るのやめなさい!」と、そこまで言う。

コンクール直前の土壇場で、ギャーギャー、ギャーギャー言うので、「ドタギャー」と呼んで、私達伴奏ピアニストは密かに恐れてるのよ。

いい大人が、衆目のある中で、正体なくすほど怒り狂って、恥ずかしいと思わないのかしら。

必死になると羞恥心も消えてしまうってこと?

でも、こういう見方もあるかしら。

つまり、他の出場者に、その怒鳴り声でプレッシャーをかける・・・って、それはないか。

でも、恐いですよ、はい。

さすがに、出演直前の舞台袖では、怒鳴ることはないけれど、演奏中は、楽譜片手に演奏をチェック。

演奏が終って、子供が舞台袖に引き上げてくるやいなや、待ってましたとばかり、今の演奏に対してガミガミ、ガミガミ。

こういう調子だから、子供が反抗期に入ると、親子バトルが始まる。

なぜ、伴奏の私達まで迷惑な思いをしなければいけないのかしら。

伴奏料に「ドダキャー」迷惑料、上積みして下さい、お願いっ、て感じね。

* このシリーズはすべてフィクションです。

photo credit: Alan Cleaver via photopin cc

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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