Violinear

スポンサーリンク

【東京芸大】平成28年度 音楽学部入試 募集要項配布

2_640px-Tnuofaam03_1024

弦は比較的ゆるやかな試験スケジュール

12月10日、東京芸大が平成28年度音楽学部入試の学生募集要項を発表し、配布を開始した。

翌12月11日には公式サイト上に募集要項の PDFファイルがアップされた。

「平成28年度 東京藝術大学音楽学部・別科学生募集要項の配布について」

器楽科の募集人員は例年通り98名。但し、98名は先月11月に試験が行われた現高校2年生を対象とする「飛び入学」枠(ヴァイオリン・チェロ・ピアノの3専攻より若干名)を含む数となっている。(「飛び入学」の合否通知は11月30日に終了しているが、出願数・合格者数等の詳細は発表されていない)

その他の学科も例年通りの募集人員数となっている。(作曲科15名、声楽科54名、指揮科2名、邦楽科25名、楽理科23名、音楽環境創造科20名、音楽学部計237名)

今年平成27年度の最終合格者数は99名と、募集人員数を僅か1名上回るレヴェルに留まったが、来年も合格者数を募集人員数程度に絞り込む流れが継続するかどうかが注目される。(平成26年・25年度の最終合格者数は106名)

「入学試験実施日程表」によると、器楽科ピアノ・弦楽器・管打楽器の専攻実技第1回は、2016年2月25日(木)・26日(金)・27日(土)の各10:00~。

第1次合格者発表は、ピアノが試験終了の翌2月28日(日)16:00~、弦楽器・管打楽器が2月29日(月)16:00~となっている。

第2回試験はピアノと管打楽器が3月2日(水)・3日(木)・4日(金)各日10:00~、弦楽器が3月3日(木)・4日(金)各日10:00~、第2次合格者発表は3専攻とも3月5日(土)16:00~。

弦楽器は第1次合格者発表のあと2日間の休みがある。(27年度は1次発表の翌日から第2回が始まった)

第2次合格者発表の後も、1日おいて、3月7日(月)10:00~から、聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノの試験が実施される。(27年度は2次発表の翌日に聴音等の試験を実施)

発表と次の試験の間に休みが挟まれる日程設定となったので、受験生は休養と気持ちの切り替え、直前練習の時間を確保できることになる。

最終合格者発表は、3月12日(土)13:00~となっている。(より詳細な日時、注意事項等は、試験期間中に掲示物で要確認)

photo by 663highland

3_medium_4042437286

受験生の半数は「専攻実技のみ」でふるい分け

募集要項によれば、器楽科の合否判定基準は「専攻実技を重視する。音楽に関する基礎能力検査、副科実技等、調査書及び大学入試センター試験結果は、総合判定に用いる」としている。(募集要項 P13)

ヴァイオリン専攻はまず2回の実技試験が課され、ここで受験生が絞り込まれる。

平成27年度は、第1回を46名が受験、第2回に進んだのは27名だった。

さらに第2回の結果で22名まで絞り込まれ、聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノを受験、最終合格は18名だった。

つまり受験者46名のうち22名は「専攻実技のみ」によって選抜、22名のうち最終合格の18名を決定する材料として「専攻実技以外」が使われたことになる。

最終合格者の決定に際しては、22名が何らかの基準で順位付けされたと思われるが、募集要項には専攻実技と専攻実技以外をそれぞれ得点化して総合判定するという記述はない。

但し、センター試験については、その配点を「国語200点」「外国語200点」(英語の場合は「筆記」200点満点と「リスニング」50点満点の合計を200点満点に圧縮)と明記している(募集要項 別表1)

音楽に関する基礎能力検査等(聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノ)については配点の記述はないが、これらも点数化され、最終合格者の判定資料として用いられている可能性がある。

重視される専攻実技の成績が最終合格ボーダーラインぎりぎりだった場合、実技以外が合否の鍵を握る場合もあり得ることになる。

【平成29年度入試より】英検準1級・TOEIC 785点ホルダーは英語「満点」

今回発表された募集要項には、興味深い「予告」が掲載されている。

現高校2年生が受験する再来年の平成29年度入試において、指定する英語の資格・検定試験において、一定水準を上回るスコア・等級を保有している受験生がその成績を提出すれば、センター試験の英語を「満点」とみなして扱うというものだ。(募集要項P52)

英語の4技能を評価する手段として、TOEFLやTOEIC、英検を大学入試で活用する動きは私立大学を中心に徐々に広がりを見せつつあるが、国立大学として東京芸大が早くも明確な方針を打ち出した点は注目される。

対象となる資格・検定試験の基準スコア・等級は以下の通り。

  • 実用英語技能検定(英検) 準1級以上
  • IELTS バンド5.5以上
  • TOEFL iBT 72点以上
  • TOEIC 785点以上

ただし、「満点」とされても、センター試験の外国語の試験は受験しなければならないとしている点は、少々「痛い」と言えなくもない。

「平成28年度 東京藝術大学音楽学部・別科学生募集要項の配布について」(「東京藝術大学」公式サイト)

photo credit: Yoshikazu TAKADA via photopin cc

スポンサーリンク
 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

レオポルド・アウアー(List

スポンサーリンク
Return Top