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「私がコンクールの勝者に求めるもの」(ピエール・アモイヤル)

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「第1回シンガポール国際ヴァイオリンコンクール」の審査員を務めるピエール・アモイヤル氏が、弦楽雑誌 “The Strad” に、コンクールの審査での意思決定ポイントに関して見解を述べた。

「コンクールにおいて、私は常に基本的な価値を備えていると認められる演奏家を探し求めています。基本的な価値、それは素晴らしき我が師ヤッシャ・ハイフェッツから私自身が光栄にも受け継いできたものです。私は何年にも渡りコンサート・ヴァイオリニストとして、あるいは指導者として、この価値を発展させ、伝えようと努めてきました。

審査員は次の3つの異なった観点から、コンテスタントを注意深く観察していると私は考えます。

  1. 楽器を演奏する技能: 運弓の技術、発音とイントネーション、緩急とタイミング、シフティング、アーティキュレーション、ヴィブラートのセンスなど。
  2. 音楽の知識: 作曲家の文化的背景への理解、スコアへのリスペクト、異なった様式に対する深い理解。
  3. 十分に高められたステージングセンス: 音を際立たせ、音色をコントロールできること、他の楽器やオーケストラと調和できること、ポジティブな存在感、テイストの良さ、エレガンス、そしてコミュニケーション能力に富んだ強い個性。

私はその人のコンサートなら何年待っても必ず行ってみたいと思わせるような演奏家を探し求めています。

そうした演奏家に必要なものは、才能、知性、感性、好奇心、勤勉さ、健康、メンタルコントロール、誠実さ、決断力、そして良き指導者とのコラボレーション・・・

これらすべてを兼ね備えた人はめったにいません。」

photo : Wikimedia Commons

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シンガポールの音楽文化振興の国家プロジェクトとも言える「第1回シンガポール国際ヴァイオリンコンクール」は2015年1月10日~21日に、4ラウンド制(第1ラウンド・セミファイナル・ファイナル・グランドファイナル)の本審査を実施する。

コンクール開催が発表されてから僅か3ヶ月の周知期間しかなかったものの、伝統ある他のメジャー国際コンクールに比肩し得る優勝賞金や副賞の内容 が注目を集め、またネット上の弦楽関係メディアでの宣伝活動も功を奏し、世界27ヶ国から148名の応募が集まった。

10月10日に事前審査(「ブラインド」による音源のみで実施)に通過した35名のコンテスタントが発表され、各メディアが一斉に報じた。

35名の出身国別内訳は、韓国8名、アメリカ5名、中国4名、日本3名、台湾3名、シンガポール3名・・・となっている。

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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