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和久井映見さんが第2位 ウクライナ「オレグ・クリサ国際」

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国際コン常連の実力者が上位入賞

10月22日〜29日、ウクライナ・リヴィウで「第2回オレグ・クリサ国際ヴァイオリンコンクール」が開催され、日本の和久井映見さん(ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学)が第2位に入賞した。

ウクライナ出身のオレグ・クリサ氏の名を冠した同コンクールは、同氏が審査委員長を務め、2013年に第1回が開催された。

第2回の今大会は、事前審査を通過した27名(日本4名)が第1ラウンドに出場し、第2ラウンド(セミファイナル)に15名(日本4名)、第3ラウンド(ファイナル)に6名(日本2名)が進出した。

和久井映見さんは、第1ラウンドから的確な様式理解と丁寧な演奏設計による稠密で優美な響きを聴かせ、セミファイナルとファイナルのプロコフィエフ(ソナタ2番と協奏曲2番)では独特の叙情と律動感を印象的に表現し、第2位を獲得した。

第1位は、エリー・スー(Elly Suh)さん(アメリカ / 韓国 「第5回(2013)オイストラフ国際」シニア部門第3位、「第54回(2015)パガニーニ国際」第5位、「2015マイケル・ヒル国際」第5位)。

第3位は、メルエルト・カルメノヴァ(Meruert Karmenova)さん(カザフスタン 「第5回(2013)オイストラフ国際」シニア部門第2位、「第33回(2014)ロドルフォ・リピツァー国際」第4位、「第6回(2016)仙台国際」第5位)。

同コンクールの入賞賞金は、第1位が2万ユーロ、第2位1万ユーロ、第3位8千ユーロ。
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ロシア勢の参加はなし

和久井映見さんは、「第61回(2007)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・東京大会奨励賞、「第10回(2010)シベリウス国際」以降、数々の国際コンクールでセミファイナル以上に進出、「2013ティボール・ヴァルガ・シオン国際」で第3位に入賞した。

コンクールが行われたウクライナ・リヴィウはウクライナの西部、ポーランドとの国境にほど近く、旧市街が世界遺産に登録されている歴史ある美しい都市だ。

平和でとても治安が良い地域にあるが、今回のコンクール参加者リストには、第1回にはあったロシア勢の名前はなく、国際情勢の現実を如実に物語っていた。

和久井さんの他に、日本からは加藤周作さんがファイナルに進出、大塚ゆきのさんと大塚みらいさんがセミファイナルに進出した。

見知らぬ海外の地での国際コン出場は、様々なプレッシャーにさらされる。それに加え今回は、事前審査通過後からずっと、ご本人そしてご家族は現地情報の収集等、渡航準備に特別の努力を余儀なくされ、様々な決断をされてきたことだろう。

そのような中で、出場4名全員がシニア国際コンでセミファイナル進出以上という上々の成果を収めた。

公式サイト

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 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

レオポルド・アウアー(List

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