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「上賞」気流に乗る-20日間で2つの国際コンに入賞

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直前の[カール・ニールセン国際」で第4位

5月12日、ドイツ・アウクスブルクで行われた「第9回レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリンコンクール」のファイナル。

出場49名が第1ラウンドで12名、第2ラウンドで5名、セミファイナルで3名へと絞り込まれ、迎えたファイナルのステージは、ミュンヘン放送管弦楽団との共演によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲。

モーツァルトで最後の雌雄を決する。

ヴォルフガング・アマデウスの父を記念したこのコンクールらしい展開だが、コンクールでは評価が最も厳しくなると言われるのがモーツァルトの協奏曲だ。

3名のファイナリストは揃って、5番 KV219「トルコ風」を選択した。

演奏効果の高いロマン派の楽曲をソリスティックに奏するのとは異なる次元で、いかに美しくインプレッシヴな音楽を創り出せるのか。

淀みない旋律の流れ、表情の豊かさ、多彩な音色で聴かせ、聴衆賞も獲得して優勝したのは、韓国のソン・ジウォン(Ji Won Song)さん。

先月(4月)、ロンドンで行われた「メニューイン国際」のシニア部門を制し、優勝候補と目された(※)中国の16歳、ホー・ジユウ(Ziyu He)さんを抑えての第1位だった。(※)今回の「レオポルト・モーツァルト国際」の審査委員長を務めるポール・ロチェック氏に師事している。

ソン・ジウォンさんも、4月16日~22日にデンマーク・オーデンセで行われた「カール・ニールセン国際」で第4位に入賞、わずか10日後に今回の「レオポルト・モーツァルト国際」の第1ラウンドに出場し、4つのラウンドをこなした。

「カール・ニールセン国際」では3名枠のファイナル進出を逃しての第4位。立て続けのコンクールで体力・精神力共に極めて難しい局面に置かれる中で、より上の賞を目指す気概を持って果敢にリスクを取り、念願の栄冠を手にした。

モーツァルトの5番対決と言えば、今回第2位となったホー・ジユウさんが優勝した今年2月の「ザルツブルク・モーツァルト国際」のファイナルが思い出される。

国内コンの小学校の部でも弾かれるモーツァルトによるファイナル競演は、学習者にとってコンクールにおけるモーツァルトの在り方が示された格好の教材ともなったであろう。

コンクール公式サイト

「レオポルト・モーツァルト国際」ファイナルの映像(コンクール公式サイトより)

「ザルツブルク・モーツァルト国際」ファイナルの映像(「ヴァイオリンスクール“AMADÉ”」公式サイトより)

Prize Winners

Mozart Prize – 1st Prize
€ 10.000
Ji Won Song

2nd Prize
€ 7.500
Ziyu He

3rd Prize, Rainer-Liebich-Prize
€ 5.000
Jae Hyeong Lee

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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