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木嶋真優さんが第1位 アイザック・スターン国際コンクール

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1996年・97年、宮崎国際室内楽音楽祭で、巨匠アイザック・スターンのレッスンを受けた。

音色の質を褒められたが、一方で、「情熱が空回りしてるよ、お客様が眼を閉じて聴いても、君の狙いがキチンと分かる演奏でなくては」と諭された。(参照

あれから20年、師が課した課題は当時の要求水準を遥かに超えるレヴェルで達成されることになる。

師の名を冠し創設されたコンクールの晴れの舞台で、彼女の演奏は終始、眼を閉じてもそれとわかる明確な演奏意図によって貫かれ、聴衆の心を捉えて離さなかった。

優勝賞金10万ドルを獲得

8月14日〜9月2日、中国・上海で開催された「第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリンコンクール」で日本の木嶋真優さんが第1位に輝き、優勝賞金10万ドルを獲得した。

同コンクールは、1979年に中国を訪問し、文革による混乱を経てクラシック音楽を受容しつつあった中国と西欧との架け橋となったアイザック・スターンの功績を記念して、中国の上海交響楽団が創設した。

優勝賞金を10万ドル(約1000万円)とヴァイオリンコンクールとしては過去前列がない金額とし、チェロの巨匠ヨーヨー・マが選ぶ特別賞や、副賞として多くのコンサート契約を授与するなど、入賞者のその後のキャリアアップを強力に後押しする特色を打ち出した。

DVD(※)と書類による事前審査を通過したコンテスタントは24名。近年行われた国際コンクールの入賞者が多く含まれ、本審査は第1ラウンド(クォーターファイナル)からハイレベルな競演が展開された。(※)指定された主要な8つの国際コンの入賞者はDVDの提出が免除された。

クォーターファイナルを通過したのは18名。

次のセミファイナルでは、室内楽(ピアノ三重奏曲)の演奏やモーツァルト:協奏曲第3番の全楽章で自作カデンツァが課されるなど、ソリストに留まらない演奏家としての多面的な資質が問われた。

ファイナリストにハノーファー、仙台の優勝者

ヴィルトゥオーゾピースと協奏曲を上海交響楽団と共演するファイナルには、近年の国際コン(「2015ハノーファー国際」、「2014ジョルジュ・エネスコ国際」、「2013仙台国際」)の覇者らを含む強豪6名が進出した。

ショーソンの詩曲とショスタコーヴィチの協奏曲を選んだ木嶋真優さんは、国内外での数多くのステージ経験から培われた豊かな表現力と確かな構成力を発揮、楽曲の個々の特性を響きの機微に分け入って鮮やかに描き出す演奏で、同コンクール第1回の栄えある優勝者となった。
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木嶋真優さんは、「第52回(1998)全日本学生音楽コンクール」小学校の部・大阪大会第1位、「第8回(2000)ヴィエニャフスキ&リピンスキ国際ヴァイオリンコンクール」ジュニア部門最高位(第2位)、「2004ノヴォシビルスク国際ヴァイオリンコンクール」シニア部門グランプリ、「2009エリザベート王妃国際音楽コンクール」ファイナリスト、「2011ケルン国際音楽コンクール」第1位。すでに複数のCDをリリース、ヨーロッパと日本で多くのオケと共演、リサイタルを開くなど、多彩な演奏活動を展開している。

受賞者

First Prize: Mayu Kishima, (Japan) – USD $100,000 and performance contracts with top symphony orchestras from around the world

Second Prize: Sergei Dogadin, (Russia) – $50,000

Third Prize: Sirena Huang, (United States) – $25,000

Fourth Prize: Stefan Tarara, (Germany) – $5,000

Fifth Prize: Richard Lin, (United States) – $5,000

Sixth Prize: Ming Liu, (China) – $5,000

コンクール公式サイト

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 弦だとか弓の毛だとか、そんなことを意識しているようじゃだめなんだ。ヴァイオリンは弾くものじゃなく、歌うものだ。

レオポルド・アウアー(List

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