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【チャイコフスキー国際】ヴァイオリン部門最高位は台湾の20歳

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5ヶ月前に行われた「第1回シンガポール国際」に優勝した後、「チャイコフスキー国際を目指したい」と明言していた台湾のツェン・ユーツェンさん。

一線級のヴァイオリニストらそうそうたるメンバーで編成された審査団を前に、第1ラウンドから終始安定した技巧と輝かしい音色でプログラムを纏め上げ、実力者らとの激しい競り合いを制し、最高位(第2位)を獲得した。

1位なし、2位1名、3位3名

「第15回チャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門は、6月28日〜30日に、モスクワのチャイコフスキー・コンサートホールでファイナルの審査を行った。

難関の第1ラウンドとセミファイナルを勝ち抜いたファイナリスト6名が、チャイコフスキーの協奏曲と任意の協奏曲1曲をユーリ・シモノフ氏指揮: モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と共演、入賞者が決まった。

第1位は該当者なし、最高位の第2位に台湾のツェン・ユーツェン(Tseng Yu-Chien)さんが入賞した。

第3位は3名で、モルドヴァのアレクサンドラ・コヌノーヴァ(Alexandra Conunova)さん、ロシアのハイク・カザジャン(Haik Kazazyan)さん、同じくロシアのパヴェル・ミリュコフ(Pavel Milyukov)さん。

第4位はドイツのクララ・ジュミ・カン(Clara-Jumi Kang)さん、第5位は韓国のキム・ボムソリ(Kim Bomsori)さん。

惜しくもファイナル進出を逃した日本の木嶋真優さんは、特別賞(セミファイナル・ベストコンテスタント賞)を受賞した。

第2位のツェン・ユーツェンさんは、1994年台北生まれの20歳。

2006年、11歳で「メニューイン国際」ジュニア部門で第3位。2008年に13歳で渡米してカーティス音楽に入学し、イダ・カヴァフィアン氏に師事。2009年に「サラサーテ国際」で第1位、2011年に「イサン・ユン国際」で第1位、2012年に「エリザベート王妃国際」で第5位を獲得。2015年1月に行われた「シンガポール国際」で第1位となった。

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第3位のアレクサンドラ・コヌノーヴァさんは「2012年ハノーファー国際」第1位、ハイク・カザジャンさんは「2002年チャイコフスキー国際」第4位。

第4位のクララ・ジュミ・カンさんは「2010年インディアナポリス国際」第1位、第5位のキム・ボムソリさんは「2013年ADR(ミュンヘン)国際」第2位で、つい1ヶ月前に行われた「エリザベート王妃国際」にも出場し、ファイナリストとなった。

同コンクールはこのように各国際コンで輝かしい実績を持つコンテスタントが結集して熱戦が展開されたが、特筆すべきは第1ラウンドからクラシック音楽配信サイト「メディチTV(medici.tv)」がすべての演奏映像をライブとアーカイヴで配信した点だろう。

これまでのコンクール配信にはなかったクリアーな音質と美しい映像、的確なキャメラワークが光り、全世界で約900万人が視聴。国際コンクール映像配信の新たな地平を示した。

ヴァイオリン部門 アーカイヴ映像(「メディチTV」)

入賞者

I prize and a gold medal: –

II prize and a silver medal: Yu-Chien Benny Tseng (Taiwan)

III prize and a bronze medal: Alexandra Conunova (Moldova)

III prize and a bronze medal: Pavel Milyukov (Russia)

III prize and a bronze medal: Haik Kazazyan(Russia)

IV prize: Clara-Jumi Kang (Germany)

V prize: Bomsori Kim (South Korea)

VI prize: –

コンクール公式サイト

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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