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【サラサーテ国際】審査員に“コンクール反対派”のJ.ラクリン

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7名中ヴァイオリニストは3名 有力指導者はゼロ

6月28日〜7月4日に、スペイン・パンプローナで開催される「第12回パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリンコンクール」の審査員が発表された。

大会組織委員長で審査員長も兼務するダグラス・シェルドン氏(コロンビア・アーティスト・マネジメント副社長)、アーティスティック・ディレクターのアントニ・ヴィト氏(ナヴァラ交響楽団音楽監督 / 元ワルシャワ国立フィル音楽監督)、 さらにロマン・シモヴィチ氏(ロンドン交響楽団コンサートマスター)の審査員就任はすでに発表済みだったが、今回新たに4名を加え、審査団(7名)の陣容が明らかとなった。

注目は、「私はコンクールには大反対」 との考えを表明していたジュリアン・ラクリン氏(ヴァイオリニスト / ウィーンコンセルヴァトリウム私立音楽大学教授)が審査員に選ばれたことだろう。

ラクリン氏はコンクールを経ずに、有力な指揮者に演奏を聴いてもらい認めてもらうことで演奏家としての道を切り開いていくべきとの自説を持っている。

従来の国際コンクールとは一線を画した審査を行い、入賞者のキャリアアップを強く支援していく新たなコンクールの形を示したい。ラクリン氏の審査メンバー入りには、組織委員会側のそんな狙いが込められていると思われる。

その他、キャスリン・エンチコット(元IMG Artists幹部 / エンチコット・ミュージック・マネジメント社長)、セバスティアン・カリアー(作曲家)、デイヴィッド・キム(フィラデルフィア管弦楽団コンサートマスター)の各氏が審査員に選ばれた。

マネジメント会社幹部2名、指揮者1名、作曲家1名、コンマス2名、ヴァイオリニスト1名の計7名で、「パガニーニ国際」同様、これまでの国際コンクールの常連で審査団で多数派を形成してきた有力指導者はひとりも選ばれていない。

しかし、ラクリン氏はもとより、シモヴィチ氏とキム氏のコンマス2名は各地でマスタークラスを行う指導者でもある。

出場者に彼らの生徒がいた場合、審査システム上、何らかの対応措置が取られるのか。

その点は、発表されたコンクール規約からは明らかになってはいない。

コンクール公式サイト

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photo by Zarateman

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 ヴュータンは壮大なスタイルで書きました。その音楽はどこをとっても豊かでよく響くものです。自分のヴァイオリンをよく鳴らそうと思うなら必ずヴュータンを弾いてほしいですね。

ウジェーヌ・イザイ(List

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